FHFA、企業向け価格設定フレームワークの目標価格変更を発表

10/24/2022
ワシントン D.C. – 連邦住宅金融局(FHFA)は10/24/2022、ファニーメイとフレディマック(企業)の保証料価格について、特定の債務者と手頃な価格の住宅ローン商品に対する初期手数料を廃止する一方、ほとんどのキャッシュアウト借り換えローンに対する初期手数料の引き上げを目標とした変更を実施することを発表しました。

FHFA は、昨年発表した企業の価格設定に関する継続的な見直しによる価格設定の変更の一環として、以下について前払い手数料を撤廃します。

ー 初回住宅購入者で、米国のほとんどの地域で地域中央値所得(AMI)の100%以下、高コスト地域ではAMIの120%以下の場合。
ー ホームレディローン、ホームポッシブルローン(ファニーメイとフレディマックの主要な住宅ローンプログラム)。
ー HFA Advantage および HFA Preferred ローン
ー および Duty to Serve プログラムをサポートする一戸建てローン

サンドラ・L・トンプソン長官は、「FHFAは、手頃な価格の住宅への持続的かつ公平なアクセスを促進するため、特定の初回住宅購入者、低所得者、恵まれない地域に対する初期費用を撤廃する」と述べている。「この日の発表により、企業が最近取得した住宅ローンの借り手のおよそ5人に1人が節約できることになる」と述べました。

新しい手数料の引き下げは、できるだけ早く発効される予定です。 FHFAは企業と協力し、近日中に実施日を発表する予定です。キャッシュアウト型借り換えローンに対する新手数料の実施は、市場やパイプラインの混乱を最小限に抑えるため、2023年2月1日に開始する予定です。

この価格変更は、今年初めに発表したセカンドホームローンおよび高残高ローンに対する初期手数料の引き上げに基づくものです。FHFAは、資本蓄積を促進し、商業的に実行可能なリターンを達成し、全ての売り手にとって公平な競争条件を確保しつつ、中核的使命の借り手を支援するという2022年版スコアカードで定められた目標を達成するために、引き続き価格設定の枠組みを見直し、更新する予定です。

ブローカーのコメント:

この中に出てくる、Homeready LoanとHomepossible Loanについて少々加えたいと思う。

1.どちらも共にFHAやVAのガバメントが介入しているローンではなく、Conventional Loanの一つで、ファニーメイ、フレディーマックが提供しているローンタイプ。

2.だからFHAのMMIの様なローン保険が一生抜けないのではなく、PMIと同じようにこの場合はEquityが10%を超えたら、保険を外す事が出来る。

3.頭金は3%から始められる。

4.また、Homeready LoanはFICOスコアーが620点から受けられ、Homepossibleは660点からOK.

5.特徴はどちらも、上限の収入制限を満たす必要がある。それはその地域の中間所得額(AMI)の80%以下である事。

大体、以上の事を満たせば、例えFirst Time Buyerでなくても応募できる。

以上です。

この記事は、Federal Housing Finance Agencyのウェブサイトを和文抄訳し、加筆修正を加えたものです。詳細と事実確認はFHFAのウェブサイトでご確認ください。https://www.fhfa.gov/Media/PublicAffairs/Pages/FHFA-Announces-Targeted-Pricing-Changes-to-Enterprise-Pricing-Framework.aspx