ポイント
- 先週の住宅ローン需要全体は、前週比2.9％増
- 住宅ローン需要は銀行のボラティリティによって後押しされるが、それは短期的なものかもしれない
- 銀行システムのストレスは、米国の住宅ローン市場にとっては好都合であることが判明しました。投資家が相対的に安全な債券市場に逃避したため、先週は利回りがさらに低下。住宅ローン金利もこれに追随。
- 住宅ローン銀行協会の季節調整済み指数によると、住宅ローン需要は前週比2.9％増となりました。しかし、金利が再び上昇に転じているため、一連の上昇は短期間で終わる可能性がある。
先週、コンフォーミングローン残高（726,200ドル以下）の30年固定金利住宅ローンの平均契約金利は6.48%から6.45%に低下し、頭金20%のローンではポイントが0.66から0.62（組成手数料を含む）に低下した。1年前の同じ週は4.8％でした。
住宅ローンの借り換え申し込みは、この週は5％増加しましたが、前年比では61％減少しました。現在の住宅所有者の大半は、今日の金利をはるかに下回る金利の住宅ローンを抱えており、借り換えをする動機がほとんどない。エクイティを取りたい人は、キャッシュアウト・リファイナンスで手持ちの金利を手放すよりも、セカンド・ローンを選ぶことがほとんどです。
住宅購入のための住宅ローン申し込みは、この週は2％増加しましたが、1年前の同じ週と比べると35％減少しています。春の繁忙期に向け、買い手が市場に戻ってきていますが、売り物件が非常に少ないことがわかります。
MBAエコノミストのジョエル・カンは、「住宅価格の上昇は、国内の多くの地域で顕著に鈍化しており、これが購入者の購買力を向上させるのに役立っている」と発表しています。”30年固定金利が1年前より1.65ポイント高いままであったが、住宅購入者が反応し、購入申し込みが4年連続で増加することになった。”
しかし、Mortgage News Dailyの別の調査によると、住宅ローン金利は、今週の始まりに20bp以上高く動きました。今週はもう銀行破綻のニュースはなく、投資家に影響を与えるような大きな経済データもないため、金利は銀行問題が発生する前の高い軌道に戻る可能性もあります。
この記事はCNBC, WED, MAR 29 20237:00 AM EDTニュースの記事を和文抄訳し、加筆修正を加えたものです。内容の真贋は原文を優先してください。
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